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脳梗塞2

病院のフロア内をゆっくりとした足取りながら、2往復くらいした。

エレベーターホールに続く場所で私を押しやる仕草をする。

要は、もう帰れということらしい。

いつまでも、付き合わなくても大丈夫。という声が聞こえた気がした。

だから帰るフリをすることにした。

振り返ると、こっちを見ているから手を降って角に隠れてあげた。

そっと覗き込んで、姿が見えなくなったところでスタッフに声をかけて担当の人を呼んでもらった。

伯母の様子について。

病状などは身内の方のみということだったので普段の様子を教えてもらった。

食事もしっかり取っていて、よく歩いている。睡眠は少し足りてないかもと。ちょくちょく起きてトイレに行っていると。またリハビリは嫌がることがよくあると。

少し安心した。

その後、緊急連絡先などについて聞いたら、実家にいる上の姉(伯母。86歳)に連絡することになっている、というので万一を考えて、私の連絡先も伝えた。

諸々の確認をするというので応対してくれた担当の方が席を外した。しばらくして、戻ってくると一緒に従妹のヨシミさんがやってきた。

彼女も先週、話を聞いて、今日で2回目の見舞いだそうだ。

一週間前に比べると言葉を発している分、回復していることに驚いたと。さらに、ここに至る経緯などを話してくれて、今後どうするか、という話になった。

伯母が倒れた後は、隣に住む従妹が病院に付き添ってくれたと。ただこの事態を他の人達にどう伝えるか、という何かを話になったとき、その母親が、こんな状態だから甥や姪たちには伝えなくていいと、言うので、状況が一切伝わってこなかった。

倒れた伯母も、自分の身に何かあった時のために、妹やヨシミさんに連絡するようメモを残していたようで、今後のことを鑑みて、上の伯母が二人に連絡をして集まってもらったそうだ。

伯母方の直系はもはや上の伯母と倒れた伯母、そして妹にあたり下の叔母だけ。旦那とか男手も1人しか存命してない。

よって甥や姪を頼るしかないわけだ。

そこで、ようやく我々、甥、姪たちにも連絡が回ってくることになる。

ただし、これも面倒な手順を踏むことになるのだか、人間関係が複雑なため、割愛する。

ヨシミさんの姉から私の兄に連絡が行き、そこからメールが届いたのが、4月29日だった。

それでも先の話から私のところに連絡が届くまで数日かかっていることになる。

さて、今後の話だが、このリハビリテーション病院に入院していられるのも後、2ヶ月ちょっとだそうで、たぶん特別養護の施設などに入らざるを得ないだろうという。施設も病院で紹介してくれるようだが、すぐに入れるものではないから早めに手続きに入らないとならない。

また、伯母に関する諸々の手続きをはじめ、これまで伯母が弁護士ともやりとりしていたことなども引き継がないといけない。

これを上の伯母一人に任せておくのも酷というものだ。

病院での伯母の様子、状況も分かったので、上の伯母と今後について話すべく、その日の夕方に実家を訪れることにした。

(続く)