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【揺花草子。】<その1919:総攻め。> [自動転送]

 【揺花草子。】<その1919:総攻め。>

 Bさん「『注文の多い料理店』あるじゃないですか。」

 Aさん「あぁ、うん。賢治。」

 Cさん「なに友達?」

 Aさん「いやこう言うでしょ!!?

     夏目漱石のことだって漱石って言ったり森鴎外を鴎外って言ったりするでしょ!?」

 Bさん「ぼくのこともブリジットって呼ぶしね。」

 Aさん「それはだからニュアンスが違うけども!!」

 Bさん「ともかく、恐らく大多数の日本人が

     大体のあらすじは知っているであろう宮沢賢治の代表作『注文の多い料理店』。」

 Cさん「二人の紳士が人里離れた森の中と言うなかなか滾るシチュエーションよね。」

 Aさん「あなたのその言い方はもうちょっと違うやつだもんなぁ。」

 Bさん「作中でさ、紳士たちは

     『靴を脱いでください』とか『髪をきれいにしてください』とか

     『粉とバターをすり込んでください』とか、

     いろんな『注文』をつけられるわけじゃない。」

 Aさん「そうだね。それがまさに『注文の多い』の意味だものね。」

 Bさん「そして紳士たちはだんだん訝しげになって来るんだよね。

     注文が多いって、なんかこれおかしくないか?と。」

 Aさん「そうだね。それで最後は慌てて逃げ出すんだもんね。」

 Bさん「でもさ、これ、『注文の多い』でほんと良かったと思うんだ。」

 Aさん「良かった? なにが?」

 Bさん「だってさ、もし『注文の少ない料理店』だったとしたらさ。」

 Aさん「だったとしたら・・・?」

 Bさん「『さっさと服を脱いでオレに食われちまいな』

     って感じになるじゃん?」

 Aさん「なにその薄い本っぽい台詞!!???」

 カトリーヌさん思わずガタッ。

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「Meisters Brief」から自動転送

http://www.studiohs.com/28if/brief/2017/04/29.html